Package Design
Coolish 2003〜2020
ロッテのクーリッシュが発売されて2020年で17年です。
2003年明けてすぐに「片手で持てる飲むアイス」というコンセプトでパウチ容器のデザインの依頼がありました。1月末に初回プレゼンしてネーミングの変更やデザインの修正を何度も繰り返し、3月上旬にデザインが決定しました。
6月に首都圏を中心に販売が開始され、2004年から全国発売になり一躍ヒット商品になりました。その後は毎年のリニューアルとフレーバーの展開、そして容器も改善されて現在に至ります。弊社で手掛けたデザインは2020年12月時点で107点。17年間のデザインの変遷をご覧ください。
2003
アイスクリームらしいシズルと背景に氷のパターンを施したデザイン。ネーミングはサンセリフのしっかりとしたロゴを使用。
ネーミングの由来
Cool + Stylist = Coolish (クーリッシュ)
スタイリッシュという語感の持つ洗練さやカッコ良さから、商品のシャープさや片手で食べるカッコ良さをイメージさせる狙いがあったそうです。
2004
バニラ、カプチーノ味は2003年と同じ。新たに2つのフレーバーを発売。
ファミリー向け4個入紙パック
2005
2004年「グローバル・シアルドール」を受賞。そのアテンションを記載。商品コピーが「-8℃飲むアイス」に変更。
和テイストの抹茶・白桃が登場。マルチパック用を2フレーバー登場。
2006
商品名ロゴをイタリック体にして、爽快感、スタイリッシュ感を訴求。
2007
シズルを中味に近いシャーベット状に変更。背景はシルバーのアイスイメージで統一。
秋冬限定で「SWEETシリーズ」を展開。
美味しさ感のあるシズルを採用。
2008
ロッテ創立60周年マークを記載。飲み口の口径を広げて「飲みやすさUP!」のアテンション。
秋冬限定「Dessetシリーズ」
デザート感のあるデザインを採用。
2009
容器サイズを改善、スリムで揉みやすい形状に変更。
デザインはNEWを強調、シズルを大きめの扱いにして刷新した。商品コピーは「飲むアイス」に変更。
2010
シズルはなめらかさを強調した画像に変更。「ゼリーin」が新登場。
ヘビーユーザー向けの「BIG」が登場。
2011
ストロベリーとベルギーチョコは背景にシズルを入れた。
2012
ロゴ周りと背景に曲線をプラス、柔らかなイメージをアピール。
期間限定「抹茶ラテ」
シンプルなデザイン展開。
2013
発売10周年を機にデザインを刷新。ロゴは曲線を組み合わせて滑らかなイメージに変更。
この年から背景の氷パターンを無くした。レモンソーダでクイズ企画あり。
2014
ロゴは2013を踏襲、下部に波型曲線で全アイテム統一。背景のシズル感をこれまで以上に訴求。
2015
キャッチコピー「ながらブレイク」を全アイテムに統一展開。背景は2014同様にシズル感を訴求。
背景の一部にアルミ地を生かしてメタリックに見せ、冷たさを強調。
2016
キャップの口径が大きくなって、開けやすくなった。デザインは2015をほぼ踏襲。
2017
食べる際の注意を左下に記載。2016からフレーバーを3種類変更したがデザインはほぼ踏襲。
夏季限定「BIGサイズ」
2018
夏用にオレンジソーダ、冬〜春用に甘熟いちごが登場。デザインは前年度を踏襲しつつシズル感を強調。
2019
バニラは2018版を流用、他のフレーバーも一部変更。夏用にソルティーレモンが登場。
2020
ミルクコーヒー、フローズンコーラの新味発売。クーリッシュギアという機能性に特化したアイテムも登場。